開業事例◇無料相談から開業までの流れ⑤◇Pane Volare様編*後編
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パン屋さん手帖の福西です。
今回は大阪の豊中市で開業されたパン屋さんの開業事例をご紹介させていただきます。
こちらは後編になりますので、前編を読まれていない方は下記からご覧ください。
相談者
Pane Volare 永美翔さん
POMPADOURやSunny Sideなど有名ベーカリーで約5年間の修業を積まれた後、令和5年2月に惜しまれつつも閉店された大阪梅田の大人気店Route271にて約3年間の修業を積まれました。
その後、大阪・池田市の大人気なパン屋さんgruppetto bakeryの立ち上げにも参加されたご経験をお持ちの方です。
物件を見つけるまで
良い物件を見つけたからといって盲目的になってはいけません。
とても希望に合う物件だったとしても、しっかりと俯瞰して見極める必要があります。
永美さんは、前のカフェが営業中の時に何度か訪問されました。
また、物件の周辺にはどんな施設があるのか、自然豊かなのかなども見られていました。
物件の前のお店が営業中に訪問できないことも多いでしょう。
そんな場合は周辺を俯瞰するだけでも何か発見があるかもしれません。
良い場所を見つけるためには焦ってはいけません。
こだわったところ
小さめの厨房なので、機械などの配置には工夫されていました。
小さめの物件、小さめの厨房というのは他のお店でも少なくないと思います。
仕事の導線を考えて配置するのはとても大事なことですね。
デザインに関しては奥様が担当されていました。
オープン前は考えることがたくさんあるので、任せられたり分担できたりすると、はかどりそうです。
オープンしてから大変だったこと
オープンして間もない時期はどこのお店も忙しくて大変になりますよね。
忙しすぎて雰囲気が良くなかったり、活気がイマイチになったりしていては第一印象が良くありません。
また、厨房の配置に関連することとして大変だったのは、販売と厨房との連携です。どう連携をとるのか、スタッフと意思疎通の方法を共有しておくのは必要ですね。
お客様が来店されてから発覚することとしては、車や自転車の問題です。
駐車場があったとしても、止めやすさ止めにくさがあると思います。
自転車で来店するお客様がどれくらいいらっしゃるのか、駐輪スペースは足りるのかも大事な点です。
なので、オープン日や最初の土日は駐車、駐輪の案内やお客様の整列などを手伝ってくれる方がいるとスムーズです。
お店紹介
パン屋さんの開業を目指しているパン職人の方々のお役に立てれば幸いです。