ひと工夫で変わる!パン屋さん向けコンサル-ポップ編-
パン屋さん手帖の中村です。
今回は、陳列に使用するポップに着目してみます。
食べ物だけでなく、食器の販促としても鮮やかな料理を一緒に写真に写すことで、買った後のことをイメージしやすく、手に取ってもらいやすくなります。
お客様がパンを買ってただそのまま食べるだけで終わらず、お客様がパンを買った後、どう食べるか?を考えてみると、ポップやポスターからもそれぞれのお客様のニーズに合う提案が出来るかもしれません。
リベイク編
お客様には、出来れば商品を温かいものは温かい状態で食べてもらいたいですよね。
焼きたてのうちに買っていただけるのが一番ですが、それもなかなか難しい問題です。
「温めるとよりおいしい!」と一言書くだけでも、家に持ち帰って温めて食べるということを想像させることができ、お客様の購買意欲を刺激します。もちろん、持ち帰りだけでなくイートインの席を用意出来る店舗の場合は、トースターを置いて置くだけでも購買意欲に差が付きます。
プラス1ポイントとして、
「少し電子レンジで温めてからトーストするともっとおいしい!」など、
特に温めて食べてほしい商品を買っていただいたお客様には簡単に(手書きでも)
「電子レンジ500ワットで30秒のあと、トーストで2分!」
というようなリベイク方法を書いたチラシを同封したりすることでも対応することが出来ます。
それぞれを凝ったデザインにせず、小さめにカットしたものでも良いですね。
サンド編
最近コンビニエンスストアにも多数のパンが並んでいますが、特に注目したいのは
ホットスナックのチキンと専用のサンド用のパンを買うとチキンバーガーを作れる、というものです。
パン屋さんでもチキンバーガー等のサンドを置くことも可能ですが、具の調理は手間もかかり、ロスのリスクもあります。
そこで、調理パンの種類を増やすのは難しいパン屋さんには、
バゲットやバターロールといった食事パンのポップとしてサンドの提案も一つの手です。
お客様の家で、自分のお店のパンでオリジナル商品を作ってもらうのです!
野菜等をサンドしたバゲットのイラストや写真を食パン等の近くに置いておくことで、イメージしやすくなります。
バゲットであれば、タルティーヌなどの絵でもお客様がイメージしやすいですね。
食べ合わせ編
クリスマスの時期やボジョレーヌーヴォーの販売時期には、ワインに合うパンを期間限定で販売されているパン屋さんもあります。
店内ディスプレイの一環としてワインの瓶やワイングラス、ブドウの飾りを置いたり、サラダの食品サンプルを置いてみたり等、スープと合わせて貰いたいのであればスープの器を周りに置いてみたり、食卓に並んだイメージをお客様に持ってもらえれば、おやつでパンを買って頂いているお客様からもパンを主食の一部として考えて頂けるでしょう。
もちろん、あなたが独自で開発・発見した斬新な食べ合わせを見つけられた場合、それを掲示・提案して興味を惹くことが出来れば、その食べ方を試したいお客様が、パンをもう一つと手に取ってもらえる理由になるはずです。
最後に
少しでも美味しく食べてほしいパン屋さんと、
少しでも美味しく食べたいお客様とで気持ちを一致させるために、陳列デザインの提案でした。
最後までお読みいただきありがとうございます。
より良いお店作りのために必要なことって何なのでしょうか….!
ぜひお店の改善や集客にお役立てください?